大学は多くの学生が学ぶ場であり,その学生を指導する立場として,多くの教員が働いています。また,それら教育や研究のサポートをはじめとした,大学のあらゆる業務を担当する立場として,岐阜大学には約325名の事務職員が勤務しています。
その業務は,学生にとって身近な学務係から,大学の広報,お金の管理や留学の支援等,多岐にわたります。
このたび,そんな事務職員が大学経営に一層貢献することや,大学全体の業務改善を更に進めることを目的として,大阪府吹田市に位置する関西大学において,本学の事務職員5名を派遣し,研修を行いました。
関西大学は,高い知名度を誇る私立大学として長い歴史があり,また多くの卒業生を輩出し続ける日本有数の総合大学です。本学と同様に,大学の将来ビジョンを掲げて日々改革に取り組んでいるということもあり,今回は,人事,研修・労務,就職支援,国際,広報の5つの職務分野について,共通点や相違点を大切にしながら研修が行われました。
研修では,1日目に,関西大学の取り組みやビジョンの説明,キャンパス内の施設案内を受けました。キャンパス内はどこも活気にあふれており,単に教育・研究を行う場というのみではなく,学生をはじめとした多くのエネルギーが集い,社会に向けて力強く成果を発信する場、という印象を受けました。
2日目には,5つの職務分野について,両大学の担当者によるプレゼンテーションが行われ,その後各部署に分かれて業務の詳細について交流を深めました。同じ分野でも具体的な内容には様々な違いがあり,本学で生かせる部分について,持ち帰るべきことが多くありました。
今回の研修については,後日,学内での報告会を設ける予定です。
今後も広い視野で大学のあり方を考え,この岐阜大学を利用する学生をはじめとしたあらゆる方が,教育・研究活動で大きな成果を得て,またその成果を広く発信できるよう,事務職員も精一杯取り組んでいきます。
文責:研修参加者一同