岐阜大学には,医学教育の共同利用拠点(文部科学省による認定)である「医学教育開発研究センター(MEDC)」があります。
このMEDCでは,「新しい医学教育の開発研究と普及」,「医学教育に貢献できる人材育成」,「国内外の医学教育機関との連携・共同研究」を行っており,2001年に発足して以来,約15年の歴史があります。
医学教育分野で共同利用拠点としての認定(2010年4月~)されているのは,全国で岐阜大学のみです。
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岐阜大学には,JR岐阜駅前に「岐阜大学サテライトキャンパス(岐阜市吉野町6丁目31番地(岐阜スカイウイング37)内)」があります。
サテライトキャンパス(以下,サテライト)は,本学の教育研究,社会貢献を推進するための新たな活動拠点として,平成24年に設置されました。
今回は,そんなサテライトで行われている取り組みの一つである,全学共通教育「サテライト早朝授業」について紹介します。
サテライト早朝授業は,全学共通教育科目のうち,サテライトで8時00分~9時30分に開講されている講義です。現在開講されている講義は下記のとおりです。
【前期開講科目】
・科学論 -科学論入門:近代的自然観と自然科学-(稲生 勝 教授)
・知的財産権法 -知的財産権入門-(廣江 武典 先生(非常勤講師)ほか)
・岐阜大学の教育研究と運営(江馬 諭 副学長ほか)
・ひろがる学び,つながる学び(廣内 大輔 准教授)
【後期開講科目】
・民事法 -財産と法-(木村 義和 先生(非常勤講師))
・教育論 -岐阜大学の歴史と高等教育論-(廣内 大輔 准教授)
・教養の数学 -コンピュータのための数学概論-(鎌部 浩 教授)
今回,前期開講科目である「ひろがる学び,つながる学び(廣内 大輔 准教授)」の様子を取材しました。
この講義は,"学び方を学ぶ"ということをテーマとしており,「大学での学びをもっと意義あるものにするにはどうしたらよいだろうか,より楽しく学ぶことはできないだろうか」といった問いに対して,受講者同士がディスカッションを重ね,その中で納得していくような内容となっています。また,学生自らが,理想とする全学共通教育科目を企画すること等を通して,大学における教育と学習の魅力について考える内容も準備されています。最新の設備を備えたサテライトで,受講者が積極的に発言するシーンが多く見られ,気持ちの良い授業が展開されていました。
この早朝授業,講義時間帯はかなり早めですが,サテライトはJR岐阜駅のすぐ前なので,多方面からのアクセスは良好です。また,バスが比較的空いている時間を利用して移動することができるので,2限目以降に柳戸キャンパスで講義がある場合でも,無理なく出席することができます。
後学期にもこのサテライトで早朝授業が開講されます。ぜひ,早朝からの気持ちの良い学びを体感してみてはいかがでしょうか。
【次回】
今年度から一般市民の皆さま向けに開講されている「岐阜アカデミッククラブ」をご紹介する予定です。ぜひご覧ください。
文責:広報しゃくはち