2011/09/08【学長直行便】「国際交流」についてのご意見・ご提案にお答えします Vol.2

グローバルな視点を持てる人材の育成を。



【ご提案内容】

 グローバル化の時代,世界と戦うには,地方大学でも地域貢献だけを考えていてもダメ!世界と戦える人材を育てるには,外国語ができ,海外の最新の技術を取り入れることが出来る人材の

育成が必要。その為に外国語学部の新設と海外の大学,研究所等との業務提携を進める必要があります。私が60歳まで勤務していた会社は,国内250名,海外3000名の会社です(昭和37年に入社した時は,700名の地方会社でした)。先端技術は世界一が必要。

(応用生物科学部(旧農学部)卒/70代男性より)


 海外の大学との交流を通じて,グローバルな視点を持てる人材の育成。その為に多くの選択肢を準備してほしい。 ex.短期ホームステイから,実習参加,国際学会交流,職場体験 etc.

(応用生物科学部卒/30代男性より)


 在学中,留学生と接する機会が多々あり,貴重な経験となりとても良かった。これからは逆に岐阜大学生もどんどん海外の大学へ短期留学の機会が増えると良いのではないかと思う。近年,企業では海外との交流なしでは難しい傾向にあるので,卒業後海外にも適応できる卒業生が増えて欲しい。

(応用生物科学部卒/30代女性より)

 

【回答】 取り組んでいます

 ご意見ありがとうございます。
 岐阜大学は地域での教育研究活動が全国,そして世界へと通じる大学を目指しており,教育・研究においてグローバルな視点での研究推進と人材育成が重要と認識しております。
 平成22年度に学術交流協定を締結している大学は15カ国40大学にのぼり,外国人研究者受入数・来訪者数は110人,本学教員の海外渡航者数は521名となっています。
 教育面では,すべての学生に対し,英語の力と異文化理解の力をつけることが重要です。例えば外国人との交流の中で異文化を理解し英語力を高める企画として,月2回,教職員・学生を対象にイングリッシュラウンジを開催しています。与えられたテーマについて英語でディスカッションすることで,コミュニケーション能力を高める機会となっています。また,学生の「学び」を充実するために,TOEIC資格を取得するための自習型の英語学習システムを提供しており,本学の学生はいつでも,どこからでも学ぶことができるようになっています。
 グローバルな視点を持つ人材育成のための特長的な実践教育として,工学研究科(博士前期課程)生命工学専攻に新しく「創薬コース」を新設し,実践的英語演習や海外派遣実習などを実施しています。連合獣医学研究科では,平成20年度大学院教育改革支援プログラムに採択された「グローバル化に向けた実践獣医学教育の推進」において,科学英語教育を充実させた実践的な獣医学教育(海外フィールド実習や海外フィールド実習など)を行いました。
 研究・教育の両面において,ご期待に応えることができるよう,これらの取組を一層充実させて参ります。