2012/07/12【学長直行便】「国際交流」についてのご意見・ご提案にお答えします Vol.3

教育の国際化を進めて下さい



【ご提案内容】

 昭和29年(1954)入学,昭和33年(1958)農学部(農業工学科)卒業以来,半世紀が過ぎました。この間,世界の情勢,社会環境も大きく変化して,最も大切な心が変化したと思います。しかし大切なことは,日本の将来であります。世界の経済状況と動向に対応して,活路を更に改善する必要があると思います。
 これには学生が世界の情勢を自分の目で確認する必要があります。海外との交流はどのようになっておりますか?

(応用生物科学部(旧農学部)卒/70代男性より)

【回答】 取り組んでいます

 ご意見ありがとうございます。
 岐阜大学は地域での教育研究活動が全国,そして世界へと通じる大学を目指しており,教育・研究においてグローバルな視点での研究推進と人材育成が重要と認識しております。
 平成22年度に学術交流協定を締結している大学は15カ国40大学にのぼり,外国人研究者受入数・来訪者数は110人,本学教員の海外渡航者数は521名となっています。
 教育面では,すべての学生に対し,英語の力と異文化理解の力をつけることが重要です。例えば外国人との交流の中で異文化を理解し英語力を高める企画として,月2回,教職員・学生を対象にイングリッシュラウンジを開催しています。与えられたテーマについて英語でディスカッションすることで,コミュニケーション能力を高める機会となっています。また,学生の「学び」を充実するために,TOEIC資格を取得するための自習型の英語学習システムを提供しており,本学の学生はいつでも,どこからでも学ぶことができるようになっています。
 グローバルな視点を持つ人材育成のための特長的な実践教育として,工学研究科(博士前期課程)生命工学専攻に新しく「創薬コース」を新設し,実践的英語演習や海外派遣実習などを実施しています。連合獣医学研究科では,平成20年度大学院教育改革支援プログラムに採択された「グローバル化に向けた実践獣医学教育の推進」において,科学英語教育を充実させた実践的な獣医学教育(海外フィールド実習や海外フィールド実習など)を行いました。
 研究・教育の両面において,ご期待に応えることができるよう,これらの取組を一層充実させて参ります。