9月28日,本学において,大学教員向けの研修会が開催されました。
教員(Faculty)の力を伸ばす(Development)という意味でFD研修会と呼ばれます。
今回の研修会のテーマは「3つのポリシーの作成と一貫性構築」です。
個人個人の大学教員は学生に力をつけたいと願って授業をしています。これは小・中学校の先生方と同じですね。
でも,ここ数年,大学には「組織としてどうなのか?」を説明することが求められています。
本学を受験してくれる受験生ばかりでなく,社会に対して,
をわかりやすく伝える必要があるのです。
今回の研修会では,この「3つのポリシー」をどのように作っていけばよいのか,川嶋太津夫先生(神戸大学,大学教育推進機構大学教育推進部副部長・教授),佐藤浩章先生(愛媛大学,教育・学生支援機構教育企画室副室長・准教授),お二人に来学いただいて開催されました。
まず川嶋先生は,昨今の大学教育改革について広い立場から,なぜ3つのポリシーが必要とされているのか,大学としてどのように捉えればよいかを高等教育改革の動向を踏まえて解説いただきました。
次に佐藤先生には,愛媛大学での具体的な取り組みをもとに,時には具体的な演習を交え,3つのポリシーをどのように位置づけ,作成していけばよいかを解説いただきました。時には複数の参加者が議論する演習が含まれていて適度に考える課題をいただきながら,本学のデータをもとに考えることができました。
大学教員のひとりとして,お二人の先生の経験を交えたお話にはとても共感するところが多く,組織としての大学教育の捉え方を整理することができました。
やはり時間をかけて,問題を共有し,議論して作り上げていくプロセスが重要なのですね。
川嶋先生,佐藤先生,ありがとうございました。
参加された本学の先生方,おつかれさまでした。
文責:広報M