2013/02/18ラジオ「岐阜大学からこんにちは」工学部 小林智尚先生

FM_250218.JPG ラジオFMわっち(78.5MHz)の「わっちアフタヌーンアワー」の中で,岐阜大学の情報をお届けする「岐阜大学からこんにちは」に,今月は工学研究科環境エネルギーシステム専攻の小林智尚先生に出演いただきました。

私たちは,日々天気予報をチェックして,洗濯物を干したり,傘を持って出かけたりしていますよね。 本日,岐阜市周辺は早朝に雪が降り,車に雪が積もっていて,私も除雪するのに苦労しました(^_^;)

今回出演いただいた小林先生は天気予報をもっと使えないかと日々研究されています。
天気予報に関してはプロ。昨日から今日の朝は雪が降るということを予報されていたとのこと。
先生が所属されている工学研究科環境エネルギーシステム専攻自然エネルギー工学研究室では,当たる天気予報システムをWebで公開しています。ぜひご活用ください。

さて,ラジオ放送では,最近開発された太陽光発電見積もりシステムについてもご紹介いただきました。このシステムについては,昨年12月31日の中日新聞に掲載されて,ご存知の方もいらっしゃると思います。
最近は,太陽光発電パネルを家庭に取り入れるなど,ずいぶん太陽光発電が普及してきました。
ただ,普及してきたといっても,まだまだ値が高く,気軽に買えるものではありません。
先生は,太陽光発電で,天気予報の観点から,どれくらい発電できるかを計算できるシステムを開発しました。
購入前に大体何年で元が取れるか試算できれば安心ですよね。
小林先生は,「天気によりますが,運がよければ,だいたい10年くらいで元がとれるかもしれません」とのこと。
というのも,岐阜県南部は太陽光発電に適しているということはご存知ですか?
日本で一番太陽の日射量が多いのが,山梨県です。その次は,九州宮崎県や四国の高知県,その次が,愛知県やここ,岐阜県南部とのこと。都道府県別でみると,全国で47ある県庁所在地で岐阜市の太陽の日射量はトップ10に入り,4位に入る年もあるそうです。

先生はご自身の研究について,「単に天気予報だけでなく,どう利用していくかの技術の開発をどんどん進めていきたい」と熱く語っていただきました。

また,まもなく岐阜大学一般入試が実施されますが,受験生に向けて,
「受験の時期は,試験勉強に大変だと思いますが,将来的に,自分が面白いと思ったこと,興味をもったことに進んでいく第一歩だと思ってがんばってください!」とエールを送りました。

ラジオでご紹介した太陽光発電の見積もりシステム(PCサイト)や局地気象予報システム(PCサイト)は岐阜大学公式HPのお役立ちコンテンツ(PCサイト)からリンクしています。
ぜひご覧ください。
:なでしこ広報