野生動物の生息の実態,その生態を研究してほしい
生物多様性保全が重要視されるようになっている中で,野生動物に関する調査研究が必要になります。野生動物の豊富な岐阜で,生息の実態を把握し,その生態を研究することができれば
よいと思います。環境の変化とともに野生動物も生息状況が変わっています。人との関わり方についても研究が望まれると考えます。(応用生物科学部(旧農学部)卒/70代男性より)
ご意見ありがとうございます。
日本の縮図と言われる岐阜県は,海抜ゼロメートルから3000メートル級の山岳地帯までの豊かな自然を備えており,野生動物に関する調査研究を行うために最適な環境と言え,本学でも多数の研究者が野生動物にかかわる研究を遂行しています。
本学では,平成19年4月に岐阜大学応用生物科学部附属「野生動物救護センター」を設置し,岐阜県・環境生活部と親密な連携の下で,野生動物の救護と環境教育の普及啓発活動を行う拠点としての使命を果たしてきました。
平成21年4月には名称を「野生動物管理学研究センター」に変更し,本学が有する野生動物の管理,ひいては生物多様性の保全に貢献し得る知と技術を集結させ,中部日本における野生動物管理と研究の拠点として発展させるべく努力しているところです。
これらの教育研究活動の成果を発信してまいりますので,今後ともよろしくご支援くださいますよう,お願いいたします。