ラジオFMわっち(78.5MHz)の「わっちアフタヌーンアワー」の中で,岐阜大学の情報をお届けする「岐阜大学からこんにちは」に,今月は工学部の神谷浩二先生が出演しました。
神谷先生は,全学共通教育科目「広報PR論入門」の担当教員で,今期は,地下からくみ上げた「岐阜大学の水」を広報素材として,授業を担当しています。
また,岐阜の地下水の保全と有効活用に関する仕組みづくりについて研究しています。
今年8月6日(火)~8日(木)のオープンキャンパスでは,その授業の集大成として,学生が「岐阜大学の水」をPRします。そこでは,ペットボトル化した水(非加熱除菌処理済み)を,みなさんに無料配付いたします!
ラジオ放送では,先生から【岐阜大学の水】について詳しく紹介しました。
「軟水であり,のど通りの良い水です。」
「この水の起源は,美濃の山々に育まれたものと考えられます。」
「地下100mもの深さの井戸から採取しており,水質的にも非常に良いものです。」
大学の水と聞くと,「おいしいの?」と疑問に思うかもしれません...が,一度飲んでみてください!!私も飲んでみましたが,くせがなく,おいしいですよ!
オープンキャンパスは,学部ごとに日程,予約の有無が異なりますので,詳しくは岐阜大学HPをご覧ください。
各学部では,学科(課程)の紹介,模擬講義,体験実習,施設見学や入試説明などを実施し,学部の特色を紹介します。
その他のイベントとして,岐阜大学の水をPRしますので,ぜひみなさん「岐阜大学の水」をご賞味ください。
今年も多くの方のご参加をお待ちしています!
ラジオFMわっち(78.5MHz)の「わっちアフタヌーンアワー」の中で,岐阜大学の情報をお届けする「岐阜大学からこんにちは」に,今月は生命科学総合研究支援センター長の下澤伸行先生が出演しました。
下澤先生は,生命科学総合研究支援センターのゲノム研究分野所属で,さらに,附属病院の小児科医でもあります。遺伝子の異常により障がいを持って生まれてくる子どもたちの病気の診断法の確立と病態の解明,治療法の開発などを主に研究しています。
ラジオ放送では,
難病の1つで,中枢神経系などに異常をきたす遺伝病「副腎白質ジストロフィー(ALD)」のこと,また全国で,岐阜大学が小児のALD遺伝子診断を担う拠点であることを紹介しました。
【難病の副賢白質ジストロフィーとは】---------------------------
脳と副腎の異常を特徴とする遺伝病で,通常男性において重症な症状をきたします。
幾つかの病型があり,最も多い小児大脳型では全く正常に発達していた男の子が小学校入学前後に,視力や聴力障害,行動異常,成績低下,歩行障害,けいれんなど極めて多彩な症状で発症し,無治療では数年で寝たきりになってしまう場合もあります。
日本では,1年間に約25人の男性患者と35人程度の女性保因者が生まれると考えられていて,全国で少なくとも300人程度の男性患者がいると推測されます。
大脳型の唯一の治療法は発症早期の骨髄移植や臍帯血移植のみになります。
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岐阜大学ゲノム研究分野では,最短3日というALD遺伝子診断システムを確立し,全国の多くの患者さんを迅速に診断し,治療に結びつけています。
下澤先生は,「発症直後にこの病気を疑って診断し,出来るだけ早く移植するしか,病気の進行を止める方法がないため,まずは多くのみなさんにこの病気について知っていただきたいです。また,多くの方へドナー登録への理解をしてもらうことも大切です」と呼びかけました。
このラジオ・ブログを通じて,少しでも多くの方にこの病気のことが知ってもらえますように。