2017年5月

2017/05/31丸池を清掃しました

 岐阜大学キャンパスのシンボルである丸池。
 昼休みには周りのベンチに座り,昼食を楽しむ学生の姿が見られます。しかし近寄ってみると,空き缶や落ち葉などが浮かび,藻が生え緑色の池。あまりきれいとは言い難い状況でした。

 そのような中で,「現代社会とボランティア・地域活動」を受講している学生が丸池の現状や問題点に気が付いて計画を立ち上げ,他の受講生にも呼びかけて丸池清掃の計画案の検討や準備をしました。

 そして,5月24日(水),春のクリーンキャンパスの日に合わせて,清掃が行われました。



 まずは,池に住む生物を網で捕獲するところから始めます。
 丸池を以前ビオトープとして利用していたことがあり,その時の名残でメダカなどの生物が多数住んでいたのです。

 次に池の水を抜く作業にかかります。この作業が難航しました。ポンプを使っても池が浅いため抜き切れず,また散水栓を閉めてもちょろちょろと水が注がれ続けてしまい,ひたすらバケツで水をくみ出す作業となりました。

 水を抜く作業と並行し,役割分担して,デッキブラシで底やへりにこびりついた藻の掃除のほか,池中央のオブジェ「風笛」を磨いたり,池周辺の草引きを行います。

 最後は地域科学部の向井准教授からミニ講義をいただき,捕獲した生物の説明や,環境ユニバーシティとして特定外来種を増やさない心構えが必要で,飼育していたものの由来が分からなければ外に放すのは止めようとのお話をいただきました。
 ちなみに,今回捕獲した生物は,向井先生が引き取って下さいました。

 丸池は,水が抜け切れなかったこともあり,すべての藻をとることはできませんでしたが,ゴミがなくなり,以前よりきれいになりました。
 学生の皆さん,ご協力いただいた教職員の皆さん,ありがとうございました。