2013年11月

2013/11/19ラジオ「岐阜大学からこんにちは」医学系研究科 小倉真治先生

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ラジオFMわっち(78.5MHz)の「わっちアフタヌーンアワー」の中で,岐阜大学の情報をお届けする「岐阜大学からこんにちは」に,今月は大学院医学系研究科救急・災害医学分野の教授で,岐阜大学病院高次救命治療センター長でもある小倉真治先生が出演しました。


小倉先生は,岐阜県の救命救急医療を担っている一人なのですが,その功績が認められ,先日,平成25年度救急功労者表彰(PCサイトへ)を総務大臣から受けました!
おめでとうございます!!!とても名誉なことですね。
『救急功労者表彰』は,長年の救急医療の推進に功労し,公共の福祉の増進に顕著な功績があった個人及び団体を称えるものです。


今回のラジオ放送では,小倉先生が医師を目指した理由から,救急・災害医療分野での最近の研究内容にわたって,幅広くお話を聞きました。


実は,意外にも小倉先生の夢は船乗りになることでした。
小倉先生「船乗りになるには,商船高等専門学校などに入学しなければならなかったのですが,視力の面で,あきらめなければいけませんでした。そこで,医学部に入って船医になれば,船に乗れると思い,医者を目指すことにしました。船医というのは,3日間陸に上がらなくても,治療できる技量が求められるんですが,その点で,限られた時間でなんとかするというのが救命医療とつながり,救命医を目指すことになっていきました。」
ちなみに船医になるという夢は今でも続いているそうですよ!第2の人生でしょうか?


また,最近では,テレビドラマでも,救命救急が題材となったドラマが増えてきて,とーっても忙しい部門だということが知られていますよね。
小倉先生「救命救急に限らず,どの分野の医者も命を預かっているわけなので,忙しさは同じだと思います。ただ,救命救急治療は,密度は濃いように感じますね。
また,岐阜大学医学部附属病院は,救急医療のスタッフが30人おり,充実した体制を構築しています。これは,中部地区ダントツで優れた体制が整っている病院だと自負しています。とっても忙しい現場ですが,スタッフが疲れていると,完璧な体制で治療を行うことができないし,休みがあることで余裕をもって,仕事ができますよね。うちは,完全交代制勤務で,きちんと休みも取れる体制が整っています。」

それを聞いて,岐阜県民としては嬉しい限りです。


ここで,先生の最近の共同研究について,ご紹介。
みなさん『スクーマン(YouTubeへリンク)』ってご存知ですか?
私は初めて知ったのですが,一般の方が"自分で練習できる心肺蘇生訓練キット"だそうです。
救急救命講習で使われている人形の簡易版のようなものです。
小倉先生「スクーマンは,関市のアテネ工業さんと共同で作りました。やはり,救急医療というのは時間が勝負。医者任せでなく,みなさん一人ひとりが,もしものときに,AED使用や心肺蘇生ができるように学んでおくことが大切ですね。ぜひお試しください。」


もうすぐ大学は受験シーズン。
最後に小倉先生から受験生にメッセージを送りました。
小倉先生「職場でも常に言っていることなのですが,『やらない理由をさがすな!やる理由をさがせ!』と言っています。私たちは,なんにでも挑戦していく,アクティブな学生を求めています。救急医を目指し,ぜひ一緒にドクターヘリに乗りましょう。」


岐阜大学には,ドクターヘリが常駐していますので,大学にいると,ドクターヘリが出動している様子がよく見られるんですよ。
岐阜県は,山々に囲まれた土地柄,ドクターヘリの導入により多くの命が救われています。


少し,先のお話になりますが,小倉先生の生の声を聞ける市民講座が開催されます。
まだ詳細は未定ですが,
平成26年2月1日(土)にホテルグランヴェール岐山で開催されます。岐阜市と岐阜市医師会共同で開催される公開講座で,小倉先生の講演だけでなく,『スクーマン』を使って行う実習も行われます。
ぜひご参加ください。


なでしこ広報のひとことメモ( ..)φ
私は同じ大学にいながら,小倉先生に初めてお会いしたのですが,とても穏やかで,やさしさに包まれているような雰囲気の先生でした。
なんだか先生がいれば大丈夫という安心感があるんですよ。
岐阜県の優れた救急医療の話題に触れ,岐阜県民でよかったと思えた1日になりました。

:なでしこ広報

2013/11/01第21回文部科学省関係機関等教職員駅伝競走大会(ロードレース男子の部):岐阜大職員が1位・2位の快挙

優勝トロフィー

 平成25年10月27 日(日)に第21回文部科学省関係機関等教職員駅伝競走大会が東京で開催され,ロードレース男子の部(5km)で,本学から参加した教育学部学務係の佐藤孝英事務職員及び財務部経理課収入・支出係の杉山智紀事務職員が出場し,1位(佐藤)・2位(杉山)の快挙を獲得しました。


 この大会のロードレース男子の部は,皇居桜田門を起点とし皇居周回コース(5km/周)を1周し,タイムを競うものです。
 台風一過となった当日は,秋晴れの風の強い天気になりましたが,34名が参加し,その中で1位,2位の快挙を得たものです。

 ちなみに,タイムは,佐藤さん16分33秒,杉山さん18分24秒でした。


 なお,残念ながら,平成5年度から続いた本大会は,今年度が最後の大会となりました。


杉山さん,佐藤さん賞状
:広報U