働きながら学べる社会人教育を充実してほしい
働きながら学べる岐阜大学の夜間部が無くなり,大変残念であります。資格を求めて行くのではなく,真に学びたいと思う若者や中年の人達に働きながら学べる方法は無いのでしょうか?
(工学部卒/60代男性より)
小児科医として仕事をしていますと日本の将来のためには質の高い教員の養成が最大の急務と考えます。社会人として経験をもった学生枠をつくることを提案したい。
(医学部卒/60代男性より)
お世話になりながら失礼しています。
大学のレベルアップですが,農業高校卒業生(レベル問題)のご指導を期待しています。高校の体験から高度技術学習が現実農業界で役立っています。よろしく。
(応用生物科学部(旧農学部)卒/70代以上男性より)
ご意見ありがとうございます。
本学工学部の夜間主コースは,2006年度の学生募集を最後に廃止いたしました。これは,学生定員を大きく下回る状況が長期化し,総合的に判断したからです。また,本学では,教育に求められている人材育成を充実するため,基盤的能力,外国語能力の育成などの充実に向けた改革を進めております。これらのプログラムを夜間コースにおいても実現することは,現段階ではとても難しいことと考えております。
一方,本学では,社会人の方に働きながら学べる学習機会を提供することは重要なことと考えており,大学院では,働きながら学ぶ意欲の高い社会人の方々を対象としたプログラムを大事にしています。工学研究科の昼夜開講コース・社会人プログラム,教育学研究科の教職大学院・夜間遠隔大学院では,社会人経験のある方を対象とした入試,長期履修プログラム(最大4年間で学費2年分)も整備しています。教育学研究科の教職大学院では,岐阜県教育委員会と連携して意欲のある教員の経験をさらに磨き,高度化するプログラムを提供しています。
また,本学では従来より,公開講座,岐阜シンポジウム,岐阜大学シティーカレッジ等の機会を設定し,社会人を対象とした生涯学習の機会も提供してきております。平成24年10月からは,さらに多くの方に参加していただけるよう,JR岐阜駅前に岐阜大学サテライトキャンパスを設置し,生涯学習の機会を提供させていただいております。