地域活性化に貢献して欲しい
大学教職員の各分野の専門的知識による県市への科学的根拠のある行政施策立案への支援に期待します。地域科学部は岐阜県をフィールドにした地域活性化のためのノウハウを研究して,
岐阜県行政への提言をして欲しい。
県内社会人を大学に受け入れ、活性化のための人材となるような勉強の場として欲しい。
(応用生物科学部(旧農学部)卒/60代男性より)
ご意見ありがとうございます。
岐阜大学の理念は「学び,究め,貢献する岐阜大学」であり,教員が専門性を活かして岐阜県,岐阜市をはじめ,周辺に位置する地方公共団体等と協力することを推奨しています。実際に,本学の教員は,地域の各種審議会・委員会において多くの委員等に就任しています。平成21年度の実績では,大学全体272件(154名):教育学部・教育学研究科60件(21名),地域科学部40件(15名),医学系研究科・医学部(MEDC・病院含む。)46件(65名),工学部・工学研究科31件(17名),応用生物科学部39件(18名),その他56件(18名)が委員等に就任し,岐阜地域の政策形成に継続的に寄与しています。
また,行政施策以外の貢献として,地域発の技術革新(イノベーション)創出のため,産官学連携も本学の重要な活動の一つに位置づけています。岐阜地域産業の発展に貢献する人材を育成するために「岐阜大学地域イノベーター育成研修」を始めました。現在は岐阜市,高山市及び多治見市から市の職員の方を本学の常勤職員として1名ずつ受け入れています。この事業では「実践」,「座学」,「交流」の3つの学び(研修)ステージから構成されており,これら各ステージでの学びにより,産官学連携による地域発のイノベーションを創出し,岐阜地域産業の発展に貢献する人材育成をめざしています。
これらの活動を実りあるものにすることを通じて,岐阜地域の発展に貢献できる大学を目指して参ります。