人材育成について提案します
社会での活躍には,大学で学んだ知識だけではなく,多くの人とのコミュニケーション能力が重要なファクターとなります。この能力は本人の経験の積み重ねにより向上させる事が出来る
ものと考えます。学生のうちからその重要性を認識する努力が必要です。大学教育においても,学生に知らしめることを提案します。
(応用生物科学部(旧農学部)卒/40代男性より)
先のよめない時代に入っております。基礎をしっかり学び,応用力,思考力をつけることで,答えを自分で見つける力を養うこと。誠実で健康であることが重要だと思います。
(応用生物科学部(旧農学部)卒/50代男性より)
人材養成も大切だが,人格の養成も必要。大学はジェントルマンを養成するところである。現大卒者の人格レベルの低さが目立つ。
(応用生物科学部(旧農学部)卒/70代男性より)
文科省を初めとしてこれからの日本を背負う人材育成は最重要課題だ。よって教員の資質向上のために学力とともに「人徳教育」に岐阜大学は特化されたい。教育は人の背をみて育つ。一言のアドバイスがその人の人生を変える。教育技術より「人格」「徳」と思う。
(応用生物科学部(旧農学部)卒/70代男性より)
教養と知識を備えた人間育成も大学としての重要な事ですが,近年は卒業して社会に出た時に現実社会に適応できない若者が多いです。大学生時代4~6年間に,昔では当たり前であったと思われる社会性をもった人間の育成をしていくべきだと思います(人と関わる事が出来ない人があまりに多いのでは?)
(応用生物科学部(旧農学部)卒/50代女性より)
社会・企業が望む人材育成について,岐大卒の皆様はおとなしいイメージで,他大学生との競争に何ら闘争心も薄く,組織の中でも今一歩と言える。意識変革により行動が変わり,行動が変われば習慣が変わり,習慣が変われば価値観が変わり,すなわち風土が変わる。
岐阜大学生の育成にあたり,変革に常に対応し,自らが変わる事を率先重視して取り組む人材育成を願っています!
(応用生物科学部(旧農学部)卒/50代男性より)
ご意見・励ましのことば,ありがとうございます。
国立大学は平成16年度の法人化以降,6年毎に組織の目標を定め,第3者評価を受けております。
平成23年度は,二期目6年の2年目の年です。本学は,皆様にご指摘いただいている点を教育の重要な目標として掲げており「社会で生涯にわたって高度な専門職業人として活躍するために必要な,総合的な判断力や優れたコミュニケーション能力等の基盤的能力と専門的能力を自立的に学習する教育を実現する」を実践しております。平成22年度には学部生が修得すべき「基盤的能力」を制定しました。学生が身につけてほしい力として「考える力」「伝える力」「進める力」の3つの力を示し,それらは「課題発見力」「発信力」「実行力」などの9つの要素から成り立っています。
これらの力を学生に身につけていくための教育課程や講義の工夫は,まさにこれから具体化していくところです。
ご指摘いただいた成果が上がりますよう,より一層の努力を続けて参ります。