こんにちは。岐阜大学学生保安消防隊の小林です。(^^)
私たちは 「自分たちの大学は自分たちで守る」 のスローガンのもと防火・防犯・防災それぞれの意識啓発活動を行っています。
その活動の一環として,11月1日に行われた岐大祭に
「学祭 de 防災 ~明日やろうはばかやろう!~」
のテーマのもと防災ブースを出展しました。
企画内容は
「防災ウォークラリー」
「保存食の試食会」
「171災害用伝言ダイヤルの体験」
「AED・心肺蘇生法の普及活動」の4つです。
この中でも特に力を入れたのは防災ウォークラリーで,保存食の試食会と「171災害用伝言ダイヤル」の体験ブースとあわせて企画を行いました。
「防災ウォークラリー」では,まず来場者の方に岐阜大学内の一時避難場所うち,3か所をまわってもらいます。
各ポイントで防災に関するクイズに答えてからスタンプを集めていただき,すべてのスタンプがそろったら本部で参加賞と交換するという企画。
今回の企画で工夫した点は3つあります。
1つ目はスタンプです。
スタンプは一時避難場所を回っていただくということで,緊急避難場所,避難所,避難所兼緊急避難場所のピクトグラムのデザインを使いました。
このスタンプは,隊員が消しゴムを彫って手作りしました(^^)
台紙を渡す際にはスタンプの意味を伝えたり,自分の住んでいる地域の避難場所や避難所をもう一度確認していただけるよう呼びかけました。
2つ目はクイズと参加賞についてです。
保存食であるカロリーメイトとアルファ米に加え,野菜ジュースか水を選んでもらい,景品としてプレゼントしました。
今回参加賞に野菜ジュースを加えた理由は,災害発生後に野菜不足により体調を崩される方が多くいらっしゃることを知り,この問題を周知させ,自宅の備蓄を見直していただきたいと思ったからです。そのためクイズにも野菜不足に関する問題を取り入れ,参加賞にも5年保存の野菜ジュースを選びました。ここではクイズを通して,自宅の備蓄品の見直しをしていただけるよう呼びかけ等を行いました。
3つ目は「171災害用伝言ダイヤル」の周知法です。
全部で3問あるクイズの解答番号の順が,
「171」になるよう工夫しました。
そしてスタンプを集め本部に戻られた参加者の方に,この番号が災害用伝言ダイヤルの番号であることを周知しました。
この番号を知っていることで,
・災害時にライフラインが寸断された状況で身内や知人にメッセージを伝えることができること
・毎月1日と15日が体験日であること
も合わせてお伝えしました。
当日は家族連れから大学生まで,のべ150人以上の方にご参加いただけました。
野菜不足に関する防災クイズの解答に関しても驚かれる方や,私たちの解説に興味を持ってくださる方が大勢いらっしゃいました。
その日家に帰って家族に,翌日友人に会いその出来事を話すとき,「こんなクイズがあった」「こんな参加賞をもらったよ」とみんなで語り合うことも,防災意識啓発につながっていくことであると思います。
今回の防災ブース出展が,参加者の皆さんにとって家族や友人と楽しく会話をしながら防災に触れるよい機会としていただけたら幸いです(^^)
このように,これからも防災という一見堅苦しい分野にも楽しみながら関わっていけるような活動を今後も取り入れていきます。
そしてより多くの方に防災に親しみを持っていただけるよう工夫していきたいと思います。