2015/09/14「のみやすい」のおいしさを再発見!

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岐阜大学の深井戸からくみ上げた地下水を
ボトリングした商品。「のみやすい」。
岐阜大学生協で販売が開始されてから1年余りが経ちました。




岐阜大学構内で学生を対象に,「のみやすい」を実際に飲んでもらいながらアンケートを行いました。

先ず,「のみやすい」の認知度は高く,約90%の学生が知っていると回答した一方,実際に飲んだことのある学生は10%ほどにとどまっています。

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そこで,実際に飲んだときの感想を聞きました。
60%以上の学生が「まろやか,のみやすい」と答え,水のおいしさを実感しています。

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しかし,販売価格(税込120円)について聞くと,約60%の学生が高いと感じていて,購入者が増えない原因の一つになっているかもしれません。
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その他の回答で興味深かったのはラベルデザインについてです。
女子学生から支持を得られている一方で,男子学生からの支持は少ない様子です。

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販売価格やラベルデザインについて検討する必要もあるかもしれませんが,「のみやすい」の魅力をさらに引き出すことも重要かと思います。

「のみやすい」を使ってお米を炊いてみました。
すると,普段使っている水道水のときよりもふっくらして甘みも増しました。これは,「のみやすい」がミネラル分の少ない軟水であるためと考えられます。水道水や硬水でお米を炊くと,カルシウムなどのミネラルがお米の表面に付着してお米が水を吸い込むことを邪魔するため,粘りのないパサパサしたご飯に仕上がってしまいます。そのとき,お米は水道水独特のにおいも一部吸い込んでしまい,風味が損なわれてしまいます。
一方,「のみやすい」ではそのようなことがなく,お米がおいしく炊き上がります。

軟水はお米だけではなく,いろいろな料理をおいしく仕上げます。
みなさん「のみやすい」を買って試してみてはいかがでしょうか。「のみやすい」と白川茶とのコラボ商品も計画されていますので,乞うご期待ください。

文責 Chiaki


これまでの「のみやすい」プロジェクトの活動の様子はこちらから...




【付 録】 岐阜市を辿る:おいしい地下水とおいしいもの

岐阜には,地下水を使用しているお店がたくさんあることをご存じですか?
そこで,地下水と食べ物の関わりを知るため,4件のお店を調べてきました。

バス停「本町三丁目」より徒歩すぐ,湯葉専門店「湯葉勇」。
このお店は井戸を持っています。
湯葉を作るときにはきれいな水が大切なのだそうです。
生ゆばと乾燥ゆばが売っています。
さしみゆばをいただきましたが,とてもおいしかったです!
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そこから少し南に歩いて,和食店「布武」。
明治の造り酒屋を改装した建物で,情緒あるおしゃれな空間です。
店主さんは気さくな方で,料理もとてもおいしかったです。
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また少し歩いて,喫茶店「空穂屋」。
店に入ると,アンティークな骨董品がたくさんあります。
焼きドーナツがとてもおいしく,
二匹のネコがいてとてもかわいいです!
20150914-10.jpg 最後は,仕出し料理のお店「かわらや支店」。
最寄りのバス停は「本町一丁目」です。
店の人が気さくで,種類が豊富です。
井戸を持っており,地下水を使ってうなぎを洗っているそうです。
うなぎをいただきましたが,とてもおいしかったです!
この地域の人たちにとって地下水を使うことは当たり前であるということがわかりました。
地下水ならではのおいしさが味わえます。
みなさんぜひ行ってみて下さい!

文責 Anju