2013/10/28長良川おんぱく:水をテーマに一日岐阜大学ぐるぐる潜入取材

 ぼくたちは前期の全学共通教育科目「地域活性化システム論(まちづくりリーダー養成講座)」の授業(高木朗義教授担当)で,「長良川おんぱく」(PCサイト)のプログラムの一つをつくることになりました。
 7月頃から企画の発案,プレゼンなどを授業で行い,富田,平島,山本,山口の4人の岐大生で企画を実行することに決定。お客さんを引き寄せるためにはどんな企画内容にしたらよいのか,どのようなネーミングをすればインパクトを与えられるか,何度もミーティングを重ねました。

 10月19日に行うことが決まり,参加者を募集しました。
 が,当初予定していた20人には到底及ばず...。集まった参加者は,お母さんと小学4年生と6年生の2人の女の子の1家族でした。期待していた人数が集まらずに,実行メンバーはみな本当に企画が実行できるだろうかと不安になりました。
浄化システムの見学の様子
<浄化システムの見学の様子>

 企画当日。
 まずは岐阜大学施設環境部の開本さんに協力していただき,中央機械室で岐阜大学の井戸水の浄水システムを見学。その後,大学会館南側の駐車場のど真ん中にある,岐阜大学の井戸を見学しました。
 参加者のみなさんだけでなく,高木教授や実行メンバーも夢中になっていました。
 次に井戸水は学生たちの生活以外に何に使われているかを知るために,岐阜大学の農場へ見学に行きました。農場では,牛や鶏などの動物たちの飲み水や野菜に与える水は,すべて地下水を使っているとのことです。農場をまわり,牛舎に入らせてもらいました。参加者のお子さん2人も,大きな牛に驚きながらも,間近でみる牛たちに喜んでいました。
第一食堂でのランチ
<第一食堂でみんなでランチ>

 農場を見学した後,みんなで楽しく第一食堂でおしゃべりをしながらご飯を食べました。学食にも井戸水が使われていて,岐阜大学の水を舌でも楽しみました。

 昼食後は工学部社会基盤工学科の神谷浩二教授の研究室を訪問し,岐阜大学の井戸水についてお話を聞かせていただきました。
 その後,市販のペットボトルの水4種類と,岐阜大学の井戸水「のみやすい」を飲み比べてみました。どの水が一番おいしかったかを聞いてみると,みなさん口をそろえて,「のみやすい」がおいしいと言ってくださいました(「のみやすい」の詳細は こちら から) 。
 
「水新聞」のできあがり
<「水新聞」のできあがり>

 最後に,一日のプログラムを通して印象に残ったことをみんなで模造紙にまとめました。文字を並べるだけではなく,絵も描いて楽しく仕上げた,その名も「水新聞」。
 予定時間をオーバーしてしまうほど,お子さん2人は「水新聞」作りを楽しんでくださいました。

 プログラムはこれですべて終了。
 参加者のみなさんが,僕たちが見えなくなるまで車から手を振ってくれたのを見て,無事終わってよかったなと安堵しました。そして,この企画に携われてよかったなと心から思いました。

 この企画の成功を支えてくださったみなさん,本当にありがとうございました。
工学部1年 山口 海斗