2012年10月13日(土),岐阜大学にて,長良川おんぱく『半日岐大生体験~世界最先端科学に触れよう』を開催しました。
このイベントは,全学共通教育科目「地域活性化システム論~まちづくりリーダー養成講座~」のグループ演習課題「岐阜大学をいかに知ってもらうか」について企画提案したものです。普通なら,授業で提案した企画は,作成しただけの絵に描いた餅に終わりますが,今回は実践してしまいました。
「半日岐大生体験」と銘打って岐阜大学工学部の研究室や関連サークルなどを見学するツアーを開催したことで,一般の方々に岐阜大学の魅力を発信できたのではないかと思います。当日の様子は中日新聞(2012.10.17朝刊)と岐阜新聞(2012.10.18朝刊)にも掲載されましたが,以下に学生スタッフの感想とともに記します。
岐阜大学長良川おんぱく委員会 パリッシュこと,飯島悠甲(工学部社会基盤工学科)
■当日スケジュール
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9:30 | お客様の出迎え @バスロータリー案内板の前 |
9:40~10:10 | 岐大生によるガイダンス・岐阜大学紹介 @全学共通教育教室 |
10:10~10:30 | 髙木教授による世界一受けたい授業(特別編) @全学共通教育教室 |
10:40~11:10 | 電波望遠鏡の見学 @電波望遠鏡(プール付近) |
11:20~11:50 | 図書館の見学 @図書館 |
12:00~13:00 | 昼食 @生協第一食堂 |
13:15~14:00 | 岐阜ハンドの見学 @ベンチャー・ビジネス・ラボラトリー,工学部実験室 |
14:10~14:40 | フォーミュラの見学 @本部棟南側駐車場 |
15:00 | お客様の見送り @バスロータリー |
15:10~16:00 | 学生スタッフによる振り返りと意見交換 |
<写真左:岐大生による岐阜大学紹介の様子,写真右:フォーミュラに乗れて喜ぶ子ども達>
■学生スタッフの感想(名前をクリックすると表示します)
工学部機械システム工学科1年 谷藤 弘康
講義では,仮にやるとしたらどのような企画にするかを練りました。
メンバーが一年生のみの我々の班は,企画を何度も練り直し,実現可能な商品として,また魅力発信の機会として優れたものを目指しました。講義の最終日には,「仮にやるとしたら」を「実際にやってみる」に変えたのです。準備を経て,当日は18人のお客様を案内し,岐阜大学の普段は見られない魅力を発信することができました。各研究室,団体の協力によって,通常のオープンキャンパス以上にディープな岐阜大学をアピールできたのではないかと思います。
プログラム終了後,多くのお客様に様々な形で労いの言葉を頂き,感激しました。今振り返ると,このツアーを企画・実践し,多くのものを得たと同時に計画や準備,当日の動きなどに拙い点が多くあったことにも気付かされます。講義を開講し,終始企画を支えてくださった髙木先生と研究室のみなさんや企画に協力してくださった学内関係各所のみなさん,そして何より当日来てくださったお客様のおかげで成功を収めることができました。特に一回生にこのような機会はめったにないと思います。
とても貴重な体験をさせていただきました。今後も,このような試みが岐阜大学で続いていくことを望みます。
医学部看護学科1年 小島 千佳
今回,おんぱくのスタッフという貴重な体験をさせていただき,ありがとうございました。
講義で計画を立てている段階では,本当に実現するんだろうかと思っていたし,正直自分にちゃんとスタッフが務まるのか不安で,参加するかを迷いました。しかし,なかなか機会のないことだから,やってみようと思いました。集まりには顔を出せないことも多く申し訳なかったです。先輩方の力も借りましたが,無事企画を成功させることができたかなと思います。当日は,お客さんとの触れ合いの機会が多く,また同じ大学にいても普段見られない研究が見られて楽しかったです。何よりお客さんが笑顔で楽しそうだったことが嬉しかったです。
応用生物科学部 生産環境科学課程1年 見屋井 一輝
講義では,その分野で様々な挑戦をされている方々のお話を聞き,とても興味深かったです。授業の後半では実際にプログラムを考えるにあたって,面白さ,わかりやすさ,実現可能性,本気度など必要な要素について学びながら計画を立てていくことができました。実際に私たちが長良川おんぱくのイベントとして行うと決まりましたが,その後のメンバーとの連携がうまくいかず,周りの人たちを無理に巻き込んでしまったと思いました。しかし,ひとつの目標に向かって努力した結果,参加者や関係者の方々に満足していただけるものになり,いい経験を積むことができたと感じました。
地域科学部1年 小笠原 進哉
今回の「半日岐大生体験」で,僕は初めてイベントの企画から実行までを行いました。何をしたらよいのかわからず,周りの人に大きな負担をかけてしまったこともあったと思います。それでも自分に与えられた仕事だけは確実にこなせるようにと心掛けて取り組みました。募集人数がいっぱいになったと聞いたとき,嬉しいと思うと同時に責任感が増してきて,当日までとても緊張していました。しかし始まってみると,参加していただいた方々との交流もあり,和やかな雰囲気で進められ,楽しい時間を過ごすことができました。地域の方々にとって岐大が身近な存在となれるよう,これからも活動を続けていけたらと思います。