岐阜大学医学部は,韓国の忠北大学医学部と学部間協定を結んでおり,毎年8月に5日間ほどお互いの国を交互に訪問し合って交流を行っています。この交流は2008年より始まり,今年で5回目を迎えました。
今年は日本が韓国に行く番だったので,8月13日~17日の期間,学生8人・先生3人の11人で行ってきました。
この交流のメインプログラムは,5日のうち1日を使って行われる英語でのプレゼンテーションで,学生が各々のテーマで発表します。
その他は病院見学や観光がありますが,日韓の学生の交流が何よりも重視されており,期間中は学生の家にホームステイをして過ごします。
毎晩夜中まで飲み会があったり,カラオケに行ったり,語り合ったり,と毎年とても楽しい時間を送りました。
私は3年前,2年生の時から参加し今年で4回目の参加となりました。
最初は韓国に興味もなく何となく参加したのですが,交流の楽しさに取りつかれ,その後韓国にとても興味を持つようになって毎年欠かさず参加しています。
共通言語は英語なので基本的にコミュニケーションは英語で行いますが,同じアジア人なのでわかり合えるところが多く,そしてお互い母国語ではないので単語が思いつかなくても辛抱強く待ってくれて,文法が違っていても一生懸命理解しようとしてくれるので,気おくれすることなく話すことができます。
毎年多くの友達ができ,またそれはその時限りの友情で終わらず,次の年にも彼らに会うことができて,このような持続的な交流はなかなかない貴重な体験だと思います。
そして同じ医学を勉強し,医師を目指す者同士として通じるところも多く,すぐに打ち解けることができるので,交流を通して仲良くなった学生を個人的に訪ねて韓国を案内してもらったり,泊めてもらったり,プログラム以外の交流も楽しんでいます。
もちろん私だけでなく,今年一緒に韓国を訪問した下級生もとても充実した時間を過ごすことができたようで,来年も参加すると言ってくれて嬉しく思います。
来年は韓国の学生が日本に来る番なので,更に多くの日本人学生に興味を持って参加してほしいと思っています。
具体的には,ホームステイ先となってくれるような積極的な学生が出てくることを願っています。
交流は持続してこそ意味があるので,今後もこの交流が持続し,私が経験したように有意義な交流を,1人でも多くの学生が体験できるといいなと思います。参加して後悔することは絶対にないと思うので,国際交流に興味のある方は是非是非参加して頂きたいと思います。
:医学科5年 高木春菜