2012/12/07【学長直行便】「大学運営」についてのご意見・ご提案にお答えします Vol.7

教育・研究組織を見直し・充実させて,特色のある全国区の大学を目指して下さい



【ご提案内容】

 「応用生命科学課程」を前面に出し,いっそ『応用生命科学部』と改組し,岐大が最先端科学の一翼を担って欲しいです。

(応用生物科学部(旧農学部)卒/60代男性より)


 学生が,愛知・岐阜にかたよっている。大学に魅力がないから全国から集まらないと思う。特色を出すべき。

(応用生物科学部(旧農学部)卒/60代男性より)


 地方大学故に,資質の集中と選択を実践し,各学部の特色を出す(二兎を追わないこと)。

(応用生物科学部(旧農学部)卒/70代以上男性より)


 技術の特色(たとえば太陽電池)をもっと出した方が良い。(技術の特化)

(工学部卒/50代男性より)


 特色ある地方大学(ex.山形,信州,山口大 これは私の単なる思いつくもの)との合衝連合で,相乗効果を上げ,優位性を築く。

(応用生物科学部(旧農学部)卒/60代男性より)

【回答】 努力しています

 ご意見ありがとうございます。
 設立60周年を迎えた平成21年,岐阜大学学章に内包された豊かな意味と,60年の営みの蓄積を踏まえ,ロゴマークを制定しました。ロゴマークは,「わが国屈指の質の高い高等教育システムの実現(学び)」「生命,環境科学をはじめとする豊かな自然と人との調和を目指す研究拠点(究め)」「地域の発展の寄与することによる教育研究活動の充実(貢献する)」という,岐阜の地での豊かな教育研究活動が,日本全体・世界へと発信されていくこと,そして本学学生が自らの将来に矢のようにまっすぐ進むことを祈念してデザインされたものです。
 ロゴマークに込められた思いは,皆様からいただいたご意見にありますように,本学の教育・研究活動をグローバルな規準にも適合する質の高い特色あるものを目指すことにあります。
 平成24年6月,文部科学省により「大学改革実行プラン」が示され,大学個々のミッションの再定義が求められています。「ミッションの再定義」とは,各大学各学部の故事来歴に基づきつつ,社会の変化に対応する人材育成のために,本学はどのような大学であるべきか見直す作業です。本学では,ミッションの再定義を,これまでの本学の歴史を踏まえ,本学の各学部の強み,特色,実績を明確にし,将来の本学の理想像を取りまとめる作業ととらえています。この作業は,本学の5つの学部の故事来歴に基づきつつ,これからの社会の変化に対応する人材育成のために,本学はどのような大学であるべきか見直し,自らの存在意義を社会に示すことが目的です。
 本学のミッションの再定義の過程では,皆様にいただいたご意見も踏まえながら,本学の教育・研究の特色を明確にすること,ミッションの実現に向けて大学内の組織の充実を図ること,地域の期待に応える未来志向の連携のあり方を検討することなどが含まれております。
 平成25年度夏頃には,本学のミッションに基づいた目標・計画の具体化へと進む予定です。
 今後とも本学を暖かい目で見守って下さいますよう,お願いいたします。